原爆 2017.08.16 (水)
ようやく「この世界の片隅に」を観ました。
とても良かった。情緒に流されること無く
脚本の基本はきちんと押さえて基礎的な部分も
しっかりした映画だったと思いました。

映画の感想はまた後日書くかもですが
映画観てふと思い出したこと。

うちの祖父は被爆者だということは何度か触れましたが
すこし引っかかってたことがあるんです。
ちなみに祖父の紹介をすると
当時軍隊で広島にいて
当日近辺は広島にあった大本営(爆心地近く)から少し離れた某所に重要書類を
運ぶ任務に就いていました。
離れたと言っても爆心地から2~3㌔。被爆圏内です。
(アメリカが新型爆弾を開発した情報が既に軍に入っており
広島に落とされるかもということで
祖父は重要書類を少し離れた場所に移してたのです。
これを広島以外の人に話したときに離れた場所に移す=被爆圏外と思われ驚いたのですが
軍が大丈夫と思ってた場所が完全に被爆圏内だっただけで
原子爆弾がいかに当時の人の想像を超えてたか分かります


話が長くなりました。
それで、母が退職したこともあり祖父の足跡を調べたのですが
どうも、祖父の被爆場所が本人が言ってた場所と違う感じなのですよ。
祖父は当時比治山(山といっても丘程度)の裏で被爆したため
無傷だったと言ってたそうですが
祖父のいた部隊が比治山の表、焼けはしなかったけど建物が相当損壊し
すぐ近くの橋のたもとで後に原爆の語り部となった有名な方が被爆して
酷いケロイドを負ったとか、あまり大丈夫とは言えない場所でした。
そういえば、祖父の話も建物内に居たときに原爆が落ちて
外に出たら爆風でいっぱい部下が死んでたとは言ってたのです。
山の裏と言っても先に言ったとおり被爆圏内なのでそういうこともあるかなと思っていたのですが
「この世界の片隅に」を観たとき
ひょっとしたら祖父は家族に心配かけたくないと少しだけ嘘をついたのでは?と思いました。
勿論母の記憶違い、聞き間違いの可能性もあるのですが。

本当に大した話ではないのですが
映画を観たときその当時の人の気持ちに思いを馳せてしまったので
そんなことを考えてしまいました。

(追記)
あれからふと思ったんですが
場所をぼかしたのは家族のことを思ったためじゃなくて
軍事機密だったから?とか思いました。
軍事機密だったから居た場所を山の裏手だと誤魔化したのか
逆に本当に山の裏に書類を隠す施設があってそこに居たのかも・・・
そしてひょっとしたらその施設にはまだ大本営にあった機密文書が人知れず眠ってるのかも知れないと
思ったり。(ちなみに本当に丘程度の山なので当時祖父の部隊がいた施設の場所を考えても
何らかが起きても5分程度で走って行ける距離です)
と夢を馳せたいですが本当に小規模な山で今は全体が公園なのでどこかに書類を隠せるような場所は無いでしょうね・・・。